歩けるかな。どのように歩きたいのか。どう、歩けばいいのか。歩く自分をどう歩かせるかの技術、みたいなもの。
歩く、というと、凡そは、「歩きたくないな」、といった声が返ってきますね。
が一概には言えず、環境や条件にもよりますが。
でも基本、人間は歩きたがらない動物みたいです。
歩こうとすると溜息がこぼれます。そこでなんですよね。
そうか、「歩こうか」歩いてみようか」-あらためてそう思ったら、ひとまず、とっかりとして、どんなスタイルで歩くのが今の自分にできるか、しっかり思い描いてみましょう。
人間に生まれた時から平等に備わっている二本の足が道具です。
よちよち歩きから、ひとり歩きを始めて、成長して、今の足があるんですよね。
どんな足をしてますか。じっと見つめることってありますか。
顔は鏡に映すことはあっても足を映すことは余りないのではないでしょうか。
ここまでの人生の途上、誰の足にもさまざまなことがあったことでしょう。
進んだり退却したり、、挫折したり、遠回りしたり。上ったり下ったり。
最悪は怪我や捻挫や骨折など。
足には、心労以上の辛労をかけているんじゃないかな。
これからも続く人生の坂道、シッカリ頼むよ!御足さん、と言いたくなりますね。
人生を最後まで歩き続けられる足をもちたい!おそらくだれでも心密かに願っていることではないのでしょうか。
さて、そんな足を元気ずけるためにもこれからはできるだけ歩きましょう。
というわけで、以下のようなことを挙げてみました。
漠然とではなく、力量にフィットする歩きのスタイルみたいなのを見出すことが先決!そして内省し、点検し、心象に強く描きましょう!
それは小さくともかまいません。
そして、ここからが重要です。
これまでの人生、どのように歩こうかなど、考えたことはなかったでしょうが、ここでちょっと大げさにかんがえてみてください。ぼんやりとでなく、鮮明に!
どう歩きたいのか。どのように歩きたいのか。どれくらいなら歩けるか。そもそも歩けない、わたし。等々!顕微鏡みたいな心でチェックしてみてください。
歩く自分をどんな風に歩かせたいのか、どうしたら歩くようになるだろうか。細かく自己洞察を試みてください。
自分の歩く姿を念頭に描いてみるのもいいでしょう。
どのスタイルも最低限それなりの体力と気力を要します。それが歩くための静かなる武器のひとつです。
あなたには、それがどれくらい備わっていますか。
スタイルによって歩き方はそれぞれ違います。エネルギーの使い方も違います。
無理しない素直な自分の歩幅、歩調などが描けましたでしょうか。
漠然としたものでは、すぐに雲散霧消してしまいます。
強く強く刻むように描きましょう。
ショートストーリーやフィニッシュの完成図が描けたら最高です。
歩くのは「あなた」ですから。どのように歩こうと「あなた」が主役です。
すべてはあなたのリアルとガッツにかかっています。
さあ、そこでスタイルは、決まりましたでしょうか。
イエスだったら、少しずつ準備に取り掛かることにしましょう。
そして、最後はスタートするだけです。
最後に気持ちのスパイスとして、次の言葉を掲げておきます。
「どのような道を どのように歩くとも いのちいっぱい 生きればいいぞ」
相田みつを『にんげんだもの』より
相田みつをさんの「子供へ一首」と題したことばですが、「歩き方」にもどこか響くものがあります。
いのちいっぱい 生きている実感!それをもって歩きましょう。
自分の「歩幅」知っていますか?
歩幅 歩いたときの足のつま先からつま先までの間隔を測ったものが歩幅となります。基本、歩幅は、身長が高いほど広くなります。
男性の歩幅平均値
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
72~75cm | 72~73cm | 71~72cm | 66~69cm | 61~64cm | 54~58cm |
女性の歩幅平均値
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 |
61~65cm | 60~61cm | 58~60cm | 56~58cm | 53~54cm | 47~50cm |
歩幅の目安-身長×0.45」
出典元:オムロンヘルスケア株式会社
歩幅の目安-「身長-100cm」
出典元:山佐時計計器株式会社